SNSで見かける「簡単に稼げる副業」は本当に儲かるのか？　

「スマホだけで月収100万円！」「未経験OK！今日から誰でも稼げる！」

Instagram、X（旧Twitter）、TikTok…。
あなたのタイムラインにも、こんな甘い言葉が並んでいませんか？

今の時代、SNSの副業広告には危険なワナがたくさん潜んでいますよね。

この記事では、「SNSで見かける副業って本当に儲かるの？」という疑問に正面から答えていきます。

ビジネス初心者のあなたでも安心して読めるように、わかりやすく解説します。最後まで読めば、怪しい副業にだまされる確率はぐんと下がりますよ。

さっそく見ていきましょう！

関連記事：起業したい人を狙った詐欺の特長！詐欺業者を見極める方法についても解説

なぜSNSには“簡単に稼げる副業”の広告が多いのか？

SNSで広告ではない投稿として、やたらと「簡単に稼げる副業」情報が流れてくる背景には、大きな仕掛けがあるんです。

初心者の方にとっては「みんなやってるから安心」と思いやすい部分なので、ここは絶対知っておきましょう。

インフルエンサーが“案件投稿”をしている

フォロワーが多いインフルエンサー（いわゆるキラキラ系アカウント）が「この副業始めたら月収30万円稼げました♡」「誰でもできる副業！私の実績はこちら」

などと投稿していることがあります。

でもこれはほぼ間違いなく、情報商材や副業案件の“広告案件”なのです。

• 情報商材業者 → インフルエンサーに案件依頼もしくは自分でキラキラ（ギラギラ）投稿
• インフルエンサー → 報酬をもらって“自然な投稿風”に投稿

しかも、「#pr」や「広告」表記をつけずに投稿するケースも多く、普通の投稿のように見えてしまうのが危険なポイント。

アフィリエイターが仕掛けている投稿

副業情報をSNSでシェアしている個人アカウントもたくさんあります。

「私はこの教材で稼げました」「この副業のやり方を無料で教えます」といった投稿が代表例。

裏側には、アフィリエイト（紹介料）が発生しているケースが多い。あなたがそこから教材やサービスを申し込むと、投稿主に報酬が支払われます。

一時期流行ったBrainも基本的にはアフィリエイター活躍によるものです。

一見「一般人のおすすめ投稿」に見えて、ビジネス目的の投稿がほとんどなのです。

ネットワークビジネスや悪徳スクールの“生徒”による投稿が急増している ← ★今回追加

これは最近特に問題になっている動きです。

ネットワークビジネス（MLM）や悪徳スクールでは、生徒や会員に「SNS発信」を教えている／やらせているケースが非常に多くなっています。

• Instagramのプロフィールに「副業初心者の味方」「自由な働き方実現中」などを書くように指導
• 投稿テンプレートが配布される
• 内容はほぼ画一的な「稼げました報告」「仲間との楽しい写真」「実績自慢」など

さらに悪質なところだと、「無料相談はこちら」「一緒に頑張る仲間募集」といった形でLINE誘導 → 高額商材やネットワークビジネスへの勧誘に進むのが典型的なパターン。

問題なのは、発信している本人たちが“詐欺をしている自覚がない”ケースが多いということ。
スクールやMLMの中で「正しいビジネス」「助け合い」などと教え込まれており、純粋に発信しているつもりなのです。

そのためSNS上には、

• 初心者っぽい投稿
• 素人感のある稼げました報告
• 副業初心者同士で交流している風の写真投稿

が氾濫しています。

実態は営業マンが大量にSNSに放流されている状態。しかもその多くが、質の低い・未熟な営業マン。テンプレ通りの内容・薄っぺらい実績などが目立ちます。

結果的に、SNSは「簡単に稼げる副業」の投稿で埋め尽くされ、初心者ほど「みんなやってるから安心」と誤解してハマりやすい状況が生まれています。

SNSでよく見かける“簡単に稼げる副業”の実例とカラクリ

SNSを見ていると、「スマホで簡単に月5万円稼げました！」「スキマ時間に副収入ゲット♡」という投稿や広告が本当に多いですよね。でも、こうした情報の裏側に何があるのか、ちゃんと知っている人は意外と少ないんです。

ここでは、いまSNSでリアルに流行っている“簡単に稼げる副業”の代表的な実例とそのカラクリを、あなたにわかりやすく解説していきます。

スマホで写真を投稿するだけで稼げる？その罠にご用心

まずよくあるのが、「スマホで写真を投稿するだけで月5万円」という謳い文句の副業。こうした投稿を見て、「自分にもできそう」と思ってしまう人はとても多いです。

でも実際は、リンクをタップするとLINEに誘導され、「まずはこの投稿マニュアルを買ってください」と情報商材の販売が始まるパターンがほとんど。

最初は「無料で教えます」と言っておいて、途中から教材代や講座費用を請求してくるんです。

しかもその教材内容は、すでにネットで調べればわかる程度の薄い情報ばかり。

結局、投稿しても収入につながる仕組み自体が成立しておらず、業者は教材販売で儲けているだけ。あなたは単なる“お客さん”としてお金を払わされるだけになるのです。

AIが勝手に稼いでくれる？自動売買ソフトの現実

最近急増しているのが、「AIがあなたの代わりにFXや仮想通貨の売買をしてくれて、自動的に利益が出る」という副業広告。派手なスクリーンショットで「たった1ヶ月で●万円増えた！」などと実績を見せつけてくる投稿もよく見かけます。

一見「これは楽そう！AIなら間違いないかも」と思ってしまいがちですよね。

でも、ちょっと考えてみてください。

そんなに確実に儲かるAIソフトがあるなら、なぜ世の中の大手証券会社や金融機関が何十億、何百億円をかけて自社開発や買収をしているのか？

実際、本当に優秀な自動売買ロジックやAIは、プロのトレーダーや大手金融機関の間で独自開発・秘密裏に運用されているのが現実。

個人向けにSNSで「誰でも簡単」「たった10万円で使えます」なんて形で売られるわけがないんです。

むしろ、そんな有望なAIなら金融機関がその会社ごと買収して独占するはず。

なのにSNS上で出回っているのは、ほぼ例外なく

• 中身の精度が低いか古いアルゴリズム
• 売った段階で販売者が儲かるモデル
• アフターフォローや保証は一切ない

という代物ばかり。

しかも価格は数十万〜百万円超。

「絶対稼げる」と言われて購入しても、実際は相場の急変や設定ミスで大損したり、サポートが消えて泣き寝入りするケースが後を絶ちません。

つまり、販売者はソフトを売った時点で儲けが確定しており、あなたが稼げようが稼げまいがどうでもいいのです。

だからこそ、「そんなに儲かるならなぜプロが買い占めていないのか？」という視点を必ず持つようにしましょう。

これは副業詐欺を見抜く上で非常に有効な“思考のクセ”になりますよ。

無料の副業コミュニティ？その先に待つものとは

「副業初心者向けに無料コミュニティを作りました！」「仲間と一緒に学んで稼ぎましょう♪」こうした投稿にも気をつけましょう。

この手のコミュニティは、はじめは無料参加をアピールして心理的なハードルを下げます。
グループに入ると、成功体験の投稿が並び、「私も稼げました！あなたもやってみましょう！」という雰囲気を作られていきます。

そこで心が動いた人に対して、次の段階で「もっと詳しいノウハウはこの講座で教えてます」「このサロンに入るとさらに収入が伸びます」といった形で高額な教材や講座、サロン費用を売ってきます。

しかも裏で運営しているのはネットワークビジネスや悪徳スクールというケースが非常に多いのが現状です。

インスタ副業アカウントのLINE誘導に潜む罠

Instagramで副業アカウント（いわゆる“副業垢”）をよく見かけますよね。「主婦でも月収30万円♡」「空き時間にスマホで副業始めました」といった投稿がその典型。

こうしたアカウントのプロフィールには大抵「LINE登録はこちら」「無料プレゼント配布中」というリンクが貼られています。

LINE登録後には、やはり高額スクールやMLMの勧誘が待っていることが非常に多い。

そして驚くべきことに、このような副業投稿の裏側には質の低い営業マンが大量に存在しています。なぜかというと、悪徳スクールやネットワークビジネスでは「SNSで発信すること」を必須にしているからです。

スクール生に「毎日投稿しましょう」「LINEに誘導しましょう」というテンプレートが配られ、右も左もわからない初心者がとにかく量だけ投稿している状態。

結果的に、SNS上には「スマホ副業で人生変わりました！」という薄っぺらい投稿が溢れ、初心者が「本当に稼げるのかな」と錯覚してしまう環境ができているのです。

せどり（物販）スクールが甘く見せてくるワナ

最近「せどり」や「物販」は初心者向けの副業としてSNSでもっともよく見かけるジャンルのひとつになっています。
「物販は再現性が高い」「誰でも月10万・30万が目指せる」といった投稿は山ほど流れていますよね。

たしかに、せどり（商品を安く仕入れて高く売る転売ビジネス）は現実に存在する合法なビジネスモデルです。
だからこそ、一見「これは他の怪しい副業とは違うのかも」と思ってしまう初心者が多いのです。

でも、今のせどりはそんなに甘くありません。
その現実を知らないままスクールに高額な費用を払ってしまう人が後を絶ちません。

まず知っておきたいのは、世の中全体でせどりに対する風当たりが強くなってきているという事実。

Amazonやメルカリなどの主要な販売プラットフォームでは、

• 規約が年々厳格化
• 特定のジャンルで転売規制が導入
• 大手メーカーから警告が来てアカウント停止（BAN）になるケースが増加

という状況が進んでいます。

「一発BANされたらそれまで」というリスクがあるにもかかわらず、SNSやスクールの宣伝ではこうしたネガティブな側面は一切語られないのが現状です。

さらに、利益を出すために必要な「軍資金」についても重要な視点があります。

仮に月30万円の利益を出したいとします。
せどりの平均的な利益率は20％程度と言われています。

となると、月30万の利益を出すには、
売上＝30万 ÷ 0.2 → 150万円の売上が必要になるわけです。

つまり、月に150万円分の商品を仕入れ、販売して、しかもミスなく利益を出すという相当な規模の取引を毎月安定して回さなければいけません。

「そんなに大きな仕入れ資金、いきなり用意できますか？」

クレジットカードの枠やキャッシュフロー管理も相当シビアに考える必要がありますし、売れ残りや不良在庫が出れば、途端にキャッシュが回らなくなるリスクもある。

これが「スマホだけでスキマ時間に誰でも月30万円稼げる」という投稿でイメージされる世界との大きなギャップです。

さらに現実には

• 配送の手間や在庫管理
• 返品対応やクレーム処理
• 仕入れ競争の激化

といった裏方の労力も非常に大きい。

だからこそ、もしあなたが本当にせどりにチャレンジする場合は、SNSのキラキラした成功投稿ではなく、本音の現場の情報をしっかり集めてから判断することをおすすめします。

少なくとも「誰でもスマホひとつで簡単に」なんて世界ではないのが、今のせどりのリアルです。

簡単に稼げる副業は本当に儲かるのか？リアルな結論

結論から言います。
SNSや広告で見かける「簡単に稼げる副業」のうち、本当に初心者が再現性高く稼げるものはほとんど存在しません。

表面的なキラキラ投稿や「誰でも今すぐ！」という甘い言葉に惑わされる前に、まず冷静にこの視点を持って見てほしいんです。

まず確認すべきは、その人は「本業」としてきちんと事業化しているのか？

「私は副業で月収100万円です」と豪語している人がいたとしましょう。
その時点で、まずこう考えてみてください。

• それだけの収入があるなら、法人登記をしているのか？
• せめて開業届（個人事業主）くらいは出しているのか？

実はこれ、聞くだけで半分以上の“稼いでる人風アカウント”はぼろが出ます。

なぜなら、きちんと事業として稼いでいるなら税務申告の義務があるから。

法人登記や開業届を出していなければ脱税リスクを抱えているか、そもそも収入自体が誇張されているかのどちらか。

開業届の控えや法人番号などは、ちゃんとした人なら堂々と出せます。「それはちょっと…」と濁すようなら、その時点で警戒してOKです。

そもそも本物の情報ならなぜそんな売り方をするのか？

次に考えてほしいのが、情報やノウハウの価値そのものについての視点です。

本当に「誰でも稼げる」「絶対稼げる」レベルのノウハウが存在するとして、そんな情報をSNSで数十万円〜数百万円で個人相手に売る理由があるでしょうか？

もし本当に価値があるなら、

• 大手企業やファンドに数千万〜数億円でライセンス販売する方がはるかに効率的です。
• 本当に優れたノウハウは市場で独占しようとするのが普通です。

逆に言えば、「誰にでも売っている時点で、そのノウハウ自体が陳腐化している」と見抜けるかどうかが重要なポイント。

情報は「希少だからこそ価値がある」もの。SNS上で大量販売されている時点で、それはもう“売ること”自体がビジネスになっているだけなのです。

「簡単」「誰でも」は最大の危険信号

最後にもう一度だけ強調しておきたいのが、ビジネスというものは、そもそも「簡単に・誰でも・すぐに」成立するものではありません。

時間をかけてスキルを磨き、価値を提供して初めて対価が得られる世界です。

それなのに、SNSで「初心者OK」「スマホだけで今すぐ収入」と言っている情報は、ほぼ間違いなくビジネスの本質からズレていると考えて間違いありません。

あなたがカモにならないよう、しっかりと目を養っていきましょう。

安全な副業を選ぶための5つのルール

ここまで読んで「じゃあ結局、自分は何を選べばいいんだろう？」と思っている方も多いはず。

ここで大事にしてほしいのは、「今すぐ稼げるか」ではなく「将来にわたって稼げるスキル・技術が身につくか」という視点です。

副業はあくまで「自分を成長させる場」として活用するのが正解。そうすれば、仮に最初は収入が少なくても、あとからどんどん大きな成果に育てていくことができます。

そして、そのための「土台」として意識しておきたいのが、営業力とマーケティング力（マーケ力）。

この2つがベースにあることで、どんなスキルでも「価値をお金に変える力」が備わっていきます。

そのうえで、副業を選ぶときは以下の5つのルールをぜひ覚えておいてください。

技術やスキルが積み上がるものを選ぶ

まず一番大事なのは、自分の中に「資産」になる技術・スキルが残るかどうかです。

たとえばライティング、デザイン、プログラミング、動画編集、マーケティング知識、コミュニケーション力など。

逆に言えば、

• ただ言われた作業を繰り返すだけ
• 仕組みの中でポチポチ作業するだけ
• 内容がブラックボックスで何をしているかわからない

こういうものは自分の成長につながりにくいので避けましょう。

営業力とマーケ力を磨ける環境かを確認する

どんなスキルも、価値として届ける（売る）力＝営業力・マーケ力がなければ稼ぎに変わりません。

むしろ、世の中で稼げている人の多くはこの2つがしっかり身についています。

だからこそ、副業を選ぶときは

• 自分で商品やサービスを売る経験が積めるか？
• 誰に、どんな価値を届けているのか理解できるか？

という視点を忘れずにチェックしましょう。

たとえば、ブログ運営やコンテンツ販売、SNS発信、ライティング案件などは、自然とマーケティング思考や営業視点が鍛えられる良い選択肢です。

学んだスキルが他の分野でも応用できるか？

せっかく副業をするなら、学んだスキルが他の仕事や将来のキャリアでも使い回せるものを選びたいところ。

たとえば

• SEOライティング → 自社サイト運営にも応用可能
• デザインスキル → 広告やプレゼン資料にも応用可能
• マーケティング知識 → あらゆるビジネスに必須スキル

一方、特定のプラットフォームに依存してしまう副業（特定のSNSだけで通用するノウハウなど）は、プラットフォームの仕様変更で一気に収入がなくなるリスクも。

「このスキルはどこでも使えるだろうか？」と一度立ち止まって考えるクセを持つと安心です。

収入源が「商品やサービスの価値」に紐づいているか？

意外と見落としがちなのがこの視点。

自分が提供した商品やサービスそのものの価値に対してお金が入るモデルであることが大切です。

逆に

• 紹介報酬（アフィリエイト）に依存している
• 紹介人数が増えるほど収入が上がるMLM的な構造
• 教材販売が主な収入源

というモデルは、営業力やマーケ力は身につくかもしれないが、本質的な「商品価値」に依存していないため、長期的には不安定。

「価値あるものを届けて対価をもらう」という原則が守られている副業を選ぶことが、スキルアップにも直結します。

「学びながら稼ぐ」のマインドを持つ

最後にとても大事なマインドセットをお伝えします。

副業は「最初から稼げなければダメ」と考えないでください。

「学びながら稼ぐ」くらいのスタンスで進める方が、結果的に大きな成長につながります。

焦って高額塾に飛びついたり、「すぐに月収30万達成！」に惑わされてしまうと、本当に大事なスキルが積み上がらないまま終わってしまいます。

まずは小さな案件からでもいい。

地味な作業でも、そこから得られる営業力・マーケ力・専門スキルを意識的に吸収していく姿勢が重要です。

その積み重ねが、あなたの「稼げる力」そのものになっていきます。

本当におすすめできる副業

ここまで「副業はスキルや技術が身につくものを選ぼう」という話をしてきました。
では具体的に、初心者でも取り組みやすく、営業力・マーケ力を育てつつスキルも積み上げていける副業にはどんなものがあるのでしょうか？

いくつかのジャンルを紹介しますが、今の市場環境を正しく見極める視点もあわせて持っておきましょう。
スキルの「磨きやすさ」だけでなく、「稼ぎ続けやすさ」「市場価値の維持」という観点も非常に重要です。

WEBライティング

もし迷ったら、まずはWEBライティングから始めるのがおすすめです。
理由はとてもシンプル。

文章で人を惹きつける力は、まさに営業力そのものだからです。

• ターゲットの心を動かす言葉選び
• 情報をわかりやすく整理して届ける力
• 購買意欲を引き出すストーリー設計

これらはすべて、営業活動でもWEBマーケティングでも必須のスキル。
WEBライティングを通じてこの「言葉で売る力」が磨かれていきます。

さらにWEBライティングの魅力は、キャリアの発展性が高いこと。

ライターとして経験を積むことで、

• WEBディレクション（上流工程）
• コンテンツマーケティングの戦略設計
• 広告クリエイティブの企画

など、より上級職・高単価な領域へと自然にステップアップしやすいのです。

しかもいまやWEBライティングは、AIツール（ChatGPTなど）と組み合わせて成果を最大化する時代。
WEBライティングをやっていれば自然とAI活用スキルも鍛えられていきます。

つまり、

• 営業力に直結
• 上級職へのキャリアパスが明確
• AI時代にも生き残れるスキルが磨ける

これが私がWEBライティングを強くおすすめする理由です。

デザイン（バナー作成など）は“フロー型”で単価が低下傾向

デザインスキル自体は魅力的な分野ではありますが、現状は供給過多かつ単価が下がりやすいフロー型市場になりがち。

バナー制作やLPデザインは、案件自体は豊富に見えるものの単価競争が激化しており、クラウドソーシングなどでは1枚数千円〜の案件が主流。

しかもフロー型の仕事（納品して終わり）が多いため、資産性や継続性が弱い点には注意が必要です。

デザイン領域に進むなら、単なる制作だけでなくブランド設計やUX設計まで踏み込んだ領域を目指す意識が求められます。
そのため、副業初心者のスタートとしては慎重に判断すべき分野とも言えます。

動画編集は市場の需要以上に供給過多が進行中

一時期「動画編集は稼げる副業」として爆発的に人気を集めましたが、現在はスキル習得のハードルが低下したことで供給過多に傾いているのが現状。

加えて、法人が動画制作に予算をかける場合は、

• ブランドの世界観が守れるクオリティ
• マーケティング戦略まで理解していること

を求めるケースがほとんど。
そのため、初心者レベルの動画編集者が法人案件に食い込むのはかなり難しくなっています。

市場全体で見ても「編集ソフトを使える人」は急増している一方で、求められるスキルレベルは上がっているため、
副業の入り口としては少し難易度が高めになりつつあります。

動画領域に進むなら、単なるカット編集ではなく企画・構成・マーケティング設計まで一気通貫で学ぶ姿勢が必要。

おわりに

SNSで溢れている「簡単に稼げる副業」に対して、どんなカラクリがあるのか、どう見抜けばいいのかが少しでも見えてきたのではないでしょうか。

大事なことはとてもシンプルです。

• 誰でも・簡単に・すぐに稼げるという情報ほど疑ってかかる
• 自分に営業力・マーケ力・スキルが身につく副業を選ぶ
• 今の小さな一歩が将来の大きな武器になることを意識する

特に今回お伝えしたかったのは、「稼げるか」ではなく「稼げる力が身につくか」という視点。

副業は単なるお小遣い稼ぎの場ではなく、自分自身の価値を高める「学びのフィールド」にすることが本当の成功への近道です。

そしてその土台には必ず、営業力とマーケティング力があります。どんな業界・職種でも、この2つが強い人ほど「稼ぎ続けられる」人になるからです。

そのうえで、私がいまの時代にもっともおすすめしているのがWEBライティング。

• 言葉で人を動かす力は営業力そのもの
• WEBディレクションやコンテンツ戦略など、上級職にキャリアアップしやすい
• AI時代に求められるAI活用スキルも自然と身につく

これほど「土台から積み上がる構造」を持った副業は他に多くありません。

逆に、デザインや動画編集は参入障壁が低く市場が飽和していたり、法人案件はプロ品質が求められるため初心者が入りにくかったりと、思った以上に稼ぎづらくなっている現実もあります。

だからこそ、もしあなたがこれから一歩踏み出すなら、WEBライティングからスタートする選択肢は非常に理にかなっていると私は思っています。

最後にもう一度だけお伝えします。

簡単に稼げる副業はありません。
でも、コツコツと「稼げる力」を育てていけば、長く稼ぎ続ける自分になれる。

これから始めるあなたの副業が、未来の自分をもっと自由にしてくれる大きな力になりますように。

私自身も、引き続きこのブログや活動の中で、安全で価値ある副業選びのヒントやスキルの育て方を発信していきます。

ぜひまた覗きに来てくださいね。一緒に少しずつ、確実に進んでいきましょう。